シックハウス症候群の治療方法

まずは、シックハウス症候群の一番大きな原因となっている物質を特定することが治療の第一歩です。
そしてその物質を物理的に排除、または距離を置くことが最も大切です。
ただ、原因が1つに特定できない場合や、転居や改装が出来ない場合には、疑わしい物質からなるべく離れ、換気をすることで受ける影響を軽減できるようです。
イスのイメージまた、体内に取り込んでしまった有害物質の排出を促すことも治療方法の1つです。
そのため、総合ビタミン剤やミネラルなどを服用し血液中に補うことで、体内での有害物質の分解を促進させたり、運動療法や温熱療法といった代謝を高める治療法も行われているようです。
運動療法は、軽く汗ばむ程度の運動程度で良く、温熱療法も、低温サウナでも効果は出ているようです。
化学物質は、脂肪に溜まりやすい性質があるため、体内の脂肪を減らすことも治療になるそうです。

そして、体自身の抵抗力を高めることも大切な治療になるそうです。栄養不足、ストレス、睡眠不足、喫煙、過度の飲酒などは抵抗力の低下を招きます。
原因となる有害物質に対して、体調を整え、定期的な軽い運動を行い、心身をリラックスさせることで、少しでも抵抗力を高めることになるそうです。
低体温も抵抗力の低下につながりますので、運動で筋肉量を増やしたり、冷たいものを摂り過ぎないようにするなど身体を冷やさないことも大切なようです。

また、口呼吸では空気中のホコリや化学物質がそのまま体内に取り込まれてしまいます。
鼻呼吸にすると鼻の粘膜で少しでもフィルターをかけることができるため、治療の一環として鼻呼吸を勧めている医療機関もあるようです。